50歳から見た「未来人材ビジョン」

三連休の中日。

昨日は犬の散歩をたっぷりし、今日はゆっくり朝寝をしました。

また、昨日から今朝にかけて、お金のシミュレーションを少しずつやっています。

 

公的年金」について、先日問い合わせをした基礎年金番号が郵送で届いていたので、支給額を簡易シミュレーションしてみました。確認ができて安心しました。あとは年金制度が崩壊しないことを祈るのみ。

企業年金」については、確定拠出年金の運用利回りがいまいちなことが分かったので(現状は通期で1.86%、直近一年で-0.50%。理想は4.0%・・!)、これから見直しを始していこうと思います。いままでまったく何も考えずにやっていたので、自分なりに運用ができるようになりたいです。

「退職金」についても確認したのですが、私の場合は58歳以上でMAX金額になり(ただし諸条件あり)、いま50歳で辞めたら約350万円のDownに。55歳で辞めた場合は約180万Downなのですが、社外転身支援金が退職金並みにもらえるとのこと。ただし、社外転身支援金の対象になると、会社との業務委託契約を結ぶことができなくなるとのことでした。これ意外と大事かも。

 

これらを踏まえて、仮に「70歳まで働いて、80歳まで生きる(あとはおまけ)」としたときに、何歳まで会社で働くのがベストなのか?を考えてみました。

まず考えられるのは、①~④の選択肢。

①53歳で会社を辞めて独立

・70歳まで17年ある。ただし退職金は約350万Down。

②55歳で会社を辞めて独立

・70歳まで15年ある。退職金は180万Downするが、支援金が退職金並みに出る。ただし、会社と業務委託契約を結ぶことはできない。

③60歳の定年まで勤め上げて独立

・70歳まで10年。退職金は満額出る。

④65歳の定年再雇用まで会社に務めて独立

・60~65歳の5年を契約社員(年収Down)として働く。退職金は満額出る。70歳まであと5年。

 

次に考えたのは、2025年(私は53歳)の時に義務化される「企業の65歳定年制」について。まだ現時点ではそうなっていませんが、③の選択肢を無くし、④を65歳の定年まで勤め上げて独立、に変更してみました。

①53歳で会社を辞めて独立

・70歳まで17年ある。ただし退職金は約350万Down。

②55歳で会社を辞めて独立

・70歳まで15年ある。退職金は180万Downするが、支援金が退職金並みに出る。ただし、会社と業務委託契約を結ぶことはできない。

④65歳の定年まで会社に務めて独立

・70歳まであと5年。退職金は満額出る。

 

こう考えていくと、④が意外と良いように思えてきます。

当初は漠然と、②の55歳で社外転身支援制度を活用して早期退職、が良いと思っていました。ただ、会社との業務委託契約が禁止されているので人脈を活かすことができず、独立したときにどうやって仕事をつくるのかが見えない状態で飛びつくのは早計かもしれません。

④は、正社員として65歳まで働くことができるので収入の面では非常に安定する。課題は、自分のやりがいがある仕事ができるのかどうか。会社の中で与えられる仕事がどんなものなのか、というところにあるのかもしれません。

やりがいのある仕事を自ら作っていくという意味で、①は引き続き考えていきたい選択肢です。仮に53歳としていますが、社外転身支援制度を活用せずに55歳で退職でもいい。いずれにせよ、70歳まで働くとしてその働き方を考えて、適切なタイミングで決断する、ということだと思っています。

最後に、「副業」が解禁されると、これはこれで非常に有力な選択肢になると感じました。本業で安定した収入をキープしつつ、副業で自らがやりたい仕事を作る。

いずれにしても、「自分でプロアクティブに仕事のことを考える」「自分で選べる選択肢を幅広く持つ」「環境の変化を見極めて決断する」ということが、すごく重要なことなのだと感じています。

ということで、今日はここまで。

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最後になってしまいましたが、タイトルにもある「未来人材ビジョン」から、3つのスライドを抜粋します。

「未来人材ビジョン」は、2022年5月に経済産業省が発表したもので、ここまで考えてくる上での参考にしていました。

もう50歳の私ですが、自分から見た時に、心にとめておきたいポイントをピックアップしています。

ではまた。

 

◎2020年(私は48歳)から2050年(78歳)にかけて、日本の生産年齢は約7400万人から約5300万人へと減少する。

 

◎企業と個人の未来像として「企業は、動的な人材ポートフォリオが求められる」「個人は、時間や場所に囚われない働き方になる」が挙げられている。

 

◎企業と個人の関係性について、「メンバーの出入りがあるオープンな関係」「選び、選ばれる関係」へと変化していくべきと謳われている。